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こころのつぶやき(作品集)

木嶋 賢さんのポエム
 僕の食事
 

 

僕の食事、胃ろう

胃に直接穴を開け

その穴から管を通して

コーヒー牛乳薄めた様な液体流して行く

味気もそっ毛もないつまんない食事

せめて味とか臭いついていて

その味分かればな


テレビではグルメ番組やっているのに

僕はそれを指を加えて見ているだけ

僕も口から食べたいな

だって人間だもの

夜中いつもお腹の虫がグーグー鳴る

お腹の虫も白いご飯食べたいよ〜と泣いている


今日もロボットがエネルギー注入するかのように

コーヒー牛乳薄めた様な液体が体の中に入って行く

 

 ゆらり、ゆらゆら
 

 

雪がシンシン降るこんな寒い日は

ゆらりの湯っこが恋しくなる

ゆらり、ゆらゆら揺らめいて

体も心もポッカポカ

ゆらり ゆらゆら揺らめいて

顔もお肌もツルンツルン ゆらり、ゆらゆら揺らめいて

疲れも取れて元気モリモリ

寄ってたんせ はってえってたんせ

ゆらりの湯っこさ


僕5年前ゆらり行ってから行ってない

足の痺れひどくなって 這って歩けなくなってから

前は電動車椅子でひとりで入りに行ったことがあったっけ

あの頃が懐かしい

またゆらり行きたいな


ゆらり ゆらゆら揺らめいて

体も心もポッカポカ

ゆらり ゆらゆら揺らめいて

顔もお肌もツルンツルン ゆらり。ゆらゆら揺らめいて

疲れも取れて元気モリモリ

寄ってえってたんせ はってえってたんせ

東由利 湯楽里の湯っこさ